渋谷区、ハロウィーンなど路上飲酒禁止条例制定の推進

東京・渋谷区のハロウィーンなどの期間に限り、渋谷駅周辺の道路上での飲酒を禁止するなどの内容が盛り込まれた条例の制定を推進する方針だ。

昨年、渋谷では、ハロウィーンの日だけでなく、ハロウィーンを控えた週末も多くの人々が集まり、小型トラックが転倒される事件が発生するなど、路上で酒を飲んで乱暴を張る問題が相次いで発生した。

渋谷区が対策強化のために設置した検討会が中間報告をまとめたが、渋谷を訪れる人々が守るべきルールと規制措置を定めた条例の制定と、対策実施のための渋谷区警察、地元の商人の連絡網の作成を要求した。

他にも駅周辺に人が集中することを防止するために、代々木公園などで観客を分散させる方法も議論するべきだと提案した。

渋谷区はこれを基に、今年の対策として、渋谷駅周辺でハロウィーンの年末カウントダウンなどの時期には、通路や公園での飲酒を禁止して迷惑行為を禁止する条例を制定する方針を決めた。

また、罰則規定の制定など条例案の具体的な内容について検討を進める方針だ。

ハロウィーンの時の渋谷は、他のイベントとは異なり、主催者がいるわけではない。昨年渋谷区がボトルの酒類の販売を控えるよう要請したことについて、一定の効果があったことは、評価されているが、地元の商店街などでは、より効果的な対策が必要だという意見が出ている。